2020.10.25.sun更新|Soundtrack By Twitch の2020年10月1日リリースに伴い内容大幅修正。
初稿|2018-05-05 13:37
BGMは、利用許諾を得ているものしか使えない。
Twitch では、保存された動画(VOD|Video On Demand)に、チェックスキャンが入りBGMで著作権にひっかかった場合、30分単位で動画の音声がミュートされる、という仕様です。
YouTube でも同じように、動画にチェックスキャンがかかり、著作権の申し立てが来て、収益化が出来なくなります。
ライブ配信や、動画制作に、BGMを入れる方法。
無料の楽曲
・YouTube オーディオライブラリを使う。
・Twitch のライブ配信に限るなら、Soundtrack By Twitch を使う。
有料の楽曲
・monstercat で GOLD ライセンスを購入する。
・artlist でライセンスを購入して、自分なりのプレイリストを作る。
YouTube のオーディオライブラリを使う。
これは、YouTube のクリエイターにサービスとして提供されている無料の楽曲で、以下の利用規約をクリアすれば、YouTubeに限らず無料で利用できます。
また、楽曲によっては、帰属権表示が必要なものがあるので、その際は、必ず利用している旨を表明する必要があります。(動画に帰属権表示をオーバーレイさせておく等)
主な利用方法は「オーディオ ライブラリから音楽を入手する - YouTube ヘルプ」に記載があります。
なお、オーディオライブラリには、プレイリストがありませんので、特定のジャンルの音楽を流しっぱなしにする、という事はできないようです。
そこは、自分なりのプレイリスト(ひとつひとつ聞いて、ダウンロードして)作れば、長い時間の動画でも BGM として利用しやすいかと思います。
ちなみに、私のYouTube配信での、オープニングとエンディングは、ここから使わせて頂いています。
Twitch のライブ配信に限るなら、Soundtrack By Twitch を使う。
2020年10月1日に、ベータ版としてリリースされています。
これは、Twitch のライブ配信に限り利用できる、かなり品質の高い楽曲、ジャンルごとのプレイリストが使えます。
(過去に Twitch Music Library というサービスがありましたがサービス停止となっていました)
Twitch は、ライブ配信という手法に特化して、独自のコミュニティを形成しているゲームでは世界最大規模のライブ配信プラットフォームです。(YouTube でもゲームのライブ配信の視聴者数では、Twitch に全く及びません)
Twitch の音楽を使った配信については、かなり丁寧に読みやすいガイドラインが定められています。
ちなみに、Twitch のガイドラインを読む限り、誰でもすぐに使えるものではないように読めます(2020年10月25日時点)。
下図「SOUNDTRACK(ベータ)の待機リストに登録しよう」を参照ください。
ベータ版ですので、まだまだ仕様変更が出てくると思います。その為、この記事では使い方まで記載するのは控えておきます。ご容赦くださいませ。
monstercat で GOLD ライセンスを購入する。
monstercat は、レーベルです。
月額5ドルの monstercat GOLD ライセンスを購入する事で、YouTubeとTwitchで、BGMとして配信に使えます。
曲はブラウザのプレイヤーで聞く事ができます(このプレイヤーにアクセスする為に、monstercat GOLD ライセンスが必要)。
曲だけでなく、プレイリストも多く、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。
ただ、YouTube と Twitch 以外では使えません。別途商用ライセンスが設定されていますので、必ず確認してください。
artlist でライセンスを購入する。
こちらもレーベルですが、プレイリストというのはなく、ひとつひとつ楽曲をダウンロードして利用するというサービスです。
1年間の無制限ダウンロード、YouTube の収益化から世界的な商用利用まで出来る。これで音楽だけなら、年間199ドル(他にも SFX というジャンルのコンテンツがあります)。
ここも、コストパフォーマンスは非常に高く、このレベルの楽曲をこの費用で使えるのか、と思われると思います。
以上、読んで頂いて、ありがとうございました。